2026年9月11日金曜日

若者と一緒に、手を動かしながら「ITの仕事」を体験

 8月31日と9月3日の2日間、奈良市ボランティアインフォメーションセンターで開催された、奈良若者サポートステーションの職人体験セミナーで、講師を務めました。

テーマは、「ものを動かすITのお仕事」

1日目は、小型ロボット「mBot」を一から組み立て、プログラムをつくって実際に走らせました。

思った方向に進まない。

タイヤが動かない。

そんな時も、すぐに答えを教えるのではなく、

まずやってみる。
動かなければ、一緒に原因を考える。

ITエンジニアの仕事では、この「試して、考えて、また試す」ことを何度も繰り返します。

2日目はさらに一歩進み、Pythonによるプログラミングや、Raspberry Piと電子回路を使ったLEDの点灯にも挑戦しました。

プログラムを書き、配線し、動かしてみる。

そして、自分でつないだLEDが光った瞬間の「おお!」という声。

技術を説明するだけではなく、自分の手で動かして初めてわかる面白さを、一緒に体験する2日間になりました。

2か月前から始まった準備

今回のお話をいただいたのは、約2か月前でした。

それから、

「どんな進め方なら、参加者同士や講師と自然に会話できるだろう」

「難しい技術を説明するのではなく、一緒に手を動かしながら面白さを発見できないだろうか」

「体験したあと、もう少し知りたいと思えるところまでつなげられないだろうか」

そんなことを考えながら、機材を調べ、調達し、教材や手順をつくり、何度も試しながら準備してきました。

セミナーを終えたあと、奈良若者サポートステーションさんが掲載された活動報告を読みました。

参加された皆さんから、

「実際に機械に触れられたことが貴重だった」

「プログラミングを具体的にイメージできた」

「ITの仕事が少しわかった」

という感想があったことを知り、ほっとしました。

準備してきたものが、少しでも皆さんの次の一歩につながったのであれば、とてもうれしく思います。

まだ自分でも気づいていない力がある

若い人たちの中には、さまざまな事情から、外へ一歩踏み出すことに難しさを感じている人もいます。

でも、一緒にものをつくったり、話したりしていると、

本人もまだ気づいていない力がある。

そう感じる場面があります。

工具を使ってみる。

プログラムを書いてみる。

うまくいかなければ原因を探してみる。

隣の人に聞いてみる。

そして、できた時に少しうれしくなる。

こうした小さな経験の中にも、その人が持つ力を見つけるきっかけがあります。

だからこそ、機会があれば少し外へ出て、いろいろな仕事や技術に触れ、職人や技術者と話し、自分の手を動かしてみてほしいと思います。

そこで初めて気づく、自分の得意なことや面白いと思えることがあるかもしれません。

Earth Makingとしても、技術を教える人というだけではなく、

一緒に試し、一緒に考え、次の一歩を探す伴走者の一人でありたい。

今回の2日間を通して、あらためてそう感じました。

参加してくださった皆さん、奈良若者サポートステーションの皆さま、奈良県職業能力開発協会の皆さま、ありがとうございました。

これからもEarth Makingでは、ITやものづくりを通して、

「やってみる」から始まる学びの場をつくっていきます。

若者と一緒に、手を動かしながら「ITの仕事」を体験

 8月31日と9月3日の2日間、奈良市ボランティアインフォメーションセンターで開催された、 奈良若者サポートステーションの職人体験セミナー で、講師を務めました。 テーマは、 「ものを動かすITのお仕事」 。 1日目は、小型ロボット「mBot」を一から組み立て、プログラムをつくっ...